最も気になるレーシックの治療費用ブログ:2015/11/08
わしがたしか4、5歳の頃。
お守り袋の中に何が入っているのか気になってしかたなく、
こっそり開けてみたことがある。
結局、中身が何だったのか、
今となってははっきり想い出せないが、
何か小さな、金色の仏様のようなものが入っていたような…気もする。
ともかく、
その後しばらく「お守り作り」が「マイブーム」となり、
紙で作った袋の中に金色の折り紙で折った小さな兜を入れて、
「お守り」だと言って、わしは家族に「プレゼント」していた。
それから10年以上の時が経ち、
わしは高校生になった。
当然、昔、
幼かったわしが自己満足で作ったお守りのことなど
記憶の彼方に消えていた。
…が、ある日、母から、
これを覚えているかと、
ホッチキスでグチャグチャになった紙きれを見せられた。
親父は「これを持っていると事故に遭わない」とか言って、
その「自称お守り」をずっと財布に入れ続けているという。
親父の性格からして、
単に財布に入れっ放しだったということも考えられるが、
それを差し引いても、
高校生の私に何やらジワ〜っと感じ入るところがあった。
しかし、
親父には自分が少々感激してしまったことはもちろん、
お守りの存在を知ったことすら言わなかった。
親父と会話が出来なかったわけではない。
ただただ、思いも寄らなかっただけである。
更にまた時は過ぎ、親父は他界した。
最後の財布の中には、お守りもどきは無くなっていた。
結局、
親父とはお守りがどうこう…という話はしないままだった。
でも、わしはそれで良かったとも思う。
お守り袋の中身同様、大切なものは、
その存在の手触りを時々確認できるくらいで良い…と
わしは思う。
―地球滅亡まであと427日―
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