レーシックを受けることの出来ない目の状況ブログ:2016/1/17
ぼくの実家は、ラーメン屋。
父の左うでは、ムキムキ。
28年間変わらず連日連日湯切りするうで。
このうでで、私は高校・大学を出してもらった。
そのうでで丁寧に作られるラーメンは、ものすごく美味しい。
お店にいる時の母親は、記憶マシーン。
注文を次から次へと間違えることなく暗記していく。
お客さんへの対応も、スゴイ!
お子様の頃、ラーメン屋の娘なんて、
本当はちょっと嫌だった。
でも、今は自慢のお店。
ぼくの兄貴は、美容師。
ぼくの受験の日、兄貴がトンカツを作って持たせてくれた。
何があってもぼくの味方でいてくれる優しい兄貴は、
自慢の兄貴。
三つ離れた妹は、
舞台女優のハシクレのハシクレ。
あどけない笑顔は、今も昔も変わらない。
でも、客席へ向けられる笑顔、その大きな肉体で軽快に踏むステップ、
自分が知るドンくさい妹とはかけ離れて見える。
ぼくは、三人兄妹の真ん中。
何か取り柄があるわけじゃない。
でも、バランスをとるのは得意。
三人兄妹の真ん中だから…
笑顔でどこまでも突っ走れる
天真爛漫で予測不能な父。
太陽よりも明るいのに、
石橋を叩き過ぎちゃうくらい心配性で慎重な母親。
優し過ぎて
自分をいつも犠牲にしちゃう口下手な兄貴。
何も考えてないように見えて、
本当は考え過ぎの妹。
いろんなことが極端なぼくの家族。
ぼくが上手い具合にバランスをとらなければ
この家族は崩壊してしまうのでは?
なんて偉そうなことを言ったりして…
でも
父の懐の広さに、母親の温かさに、
兄貴の優しさに、妹ののどかさに、
ぼくの方が助けられたり救われたりしている。
家族ってやっぱりいいよね!